会場:福岡国際センター
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当時、読売新聞社社長の故小林與三次と書家の西川寧、柳田泰雲の呼びかけで、漢字、かな、篆刻の書壇指導者が結集して、第1回の書法展開催にこぎつけました。創立に尽力した当時の幹部には、漢字の青山杉雨、上條信山、小暮青風、廣津雲仙、殿村藍田、村上三島ら、かなの日比野五鳳、桑田笹舟、今関脩竹、宮本竹逕、杉岡華邨ら、篆刻の小林斗、梅舒適、吉野松石らがいました。
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第1回読売書法展の応募数は、漢字・かな・篆刻3部門計で約1万3700点。展覧会は東京、関西、九州の3会場でした。現在では、4部門(漢字・かな・篆刻・調和体)8会場(東京、関西、九州、中部、中国、四国、東北、北海道)で開催しており、第20回展を機に掲げた開催理念「本格の輝き」のもと2万7000点を超えるマンモス展に成長しました。
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読売書法展のほかにも、米国、イタリア等を巡回した「日本書法巨匠展」(1984~85年)をはじめ、10周年記念の「西川寧展」(1993年)、15周年記念の「日中書法名品展」(1998年)など、“古典・伝統の書”に関する企画を次々と行っています。また、傘下の書道団体の各種事業を後援するなど、書芸術の発展に向けて幅広い活動を展開しています。
http://event.yomiuri.co.jp/shohokai/shohoten/31th/05.htm